競技会運営

について

はじめに・お詫び
記述の一部に、勝者、敗者を逆に書いた部分がありました。ご指摘いただいて気づきました。以下は修正した記述です。

競技規則第5条に
プールとカドラージュでは、11点とすることができる。

とありますが、プールとは、カドラージュとは、どんな方法をいうのでしょうか。
ここには、多くの参加チームを対象に、効率的に競技進行するペタンク大会のノウハウがあるのです。
ペタンク大会は容易に、当日受付で開催できます。フランスのほとんどの大会は当日受付です。
しかも、少なくても100チーム以上。200チーム300チームはナショナル大会なら普通です。
ペタンクプロヴァンサル連盟競技規則で決まっている競技会運営の方法を詳しく解説します。

直接トーナメントの大会が基本
 いくら、徹夜で進行する大会でも、ブロック予選(プール)までつけて実施していたのではチーム数が数百チームともなれば、翌日の昼までかかってします。従って、日常行われている大会は、ほとんどが、直接トーナメントです。受付で資格証(リサンス)を提示して。わずかな参加費で一晩を楽しむスリルのある遊びです。30フラン(約600円)を投資して3回勝って150フラン程度の賞金がもらえる。
 レストランでの食事が、1食60フランから80フラン。田舎の高級レストランで120フラン程度です。
 若者にとっては、腕を磨き、よいチームメイトを見つけて参加することで、小遣いかせぎができることになります。
 プール予選をつける大会は地域の代表選手や代表チームを決めるような大会で、かなり規模の大きな大会です。
 つまり、プールで予選を行う目的が、本当に力のある選手やチームを選ぶことにあるのです。

フランスの予選付き大会
 フランスではどのようにして予選が行われているのでしょうか。
 『ペタンク競技規則』によれば、第5条の末尾に、プールまたはカドラージュでは11点とすることができる。となっています。この、プールやカドラージュの意味を理解できないと、競技規則に従った大会はできないことになるのです。

プールとは
 プールとは雌鶏のことで、鳥かごに何羽かの鶏を入れることから言われるようです。通常は4羽(4チーム)ですが、3羽(3チーム)になったり7羽になったりします。そのプールの中で優秀な鶏(チーム)を選んで決勝トーナメントに進出させる。そんなふうに考えればよいのです。
 ペタンクの調査を目的として渡仏した中でも、フランスの大会方式を調べるのには大変苦労しました。
 その理由は、大会参加チーム数が日本の大会と格段の差があって多く、しかも、選手権大会以外ほとんどが当日受付で実施されることです。ナショナル大会の受付には100人近くが並んで受付の順を待っている状態が当たり前です。
 受付を終わった選手は渡された紙切れを見ながら指定された自分のテランに散って行く。
 勝ったチームが報告に来ると次のくじ引きをして、また指定されたテランに行く。そのテランが、本部テントがある会場と同じとは限りません。バスでゆくか車でゆくか、せめて自転車でもないと、歩いて行くには遠すぎる距離だったりします。
 地方の小さな町でのナショナルな大会以上の大会では、町中の広場がほとんど会場になってしまうのです。
 それに日本人が一人で出向いて、フランスの資格証を持っているからといっても参加できません。その場で誰かパートナーを探して参加したくても、よほどの物好きか、知り合いが見つからない限り参加できません。たとえ30フランという小額でも、1回戦で負けるような相手と組む気になるのは別の目的があるとでも考えたほうがよいのです。
 参加費は私が払うとでもいえばつきあってくれる人もいたかもしれません。
 大会の進行方法を見たいと、受付の壇上に上がり込もうとすれば、参加費をかすめにきた悪党に間違えられて追い出される始末です。
 そんな状況が、よけいフランスの大会方式を調べにくくさせてきたといえます。
 フランスの組織では、どこのリーグでも、開催日程表や規約などを印刷した手帳をつくっています。その手帳には、他県を含めて、フランス全土のナショナルな大会の日程などが書かれています。

フランスの大会予告案内
1)日程(日付・開始時間・本部会場)
2)大会名(例・Mondial Millau)
3)主催母体名(組織名・新聞社等)
4)競技方式(トリプレット・ドゥブレット等の区別)
  直接トーナメント・プールの別
   カテゴリー。コンプレマンテールの有無。
  マラソン大会。(ノンストップ大会)など大会の特徴
4)賞金額(総額または優勝者が受け取る額)
5)主催者住所・電話・FAX・氏名
 上記をもっと簡略化したり、符号化したりして書かれているのです。
 日程が2日以上になればかなりの規模の大会であることが想像できます。
 1割ぐらいの大会がプール付の大会です。2割か3割にコンプレマンテール(付け足しの大会)がついています。コンプレマンテール付きの大会が増える傾向にありますが、また、30フランを払って参加することになります。

プールはどのようにして実施されるか
 別の添付してあるプール(ブロック)の図を見られて、誤解が無いようにお断りしますが、普通は3回戦までがプールであり予選なのです。2連勝したチームは2回戦までが予選だったのです。しかも全チームが3回戦が終わるのを2連勝して出場権を得たチームが待っていることは無いのです。
 2勝をして出場権の欄に入ったチーム同士が対戦することは無いようです。
 この辺りは、主催者によって大会の進行に関係する部分が少しずつ違う点がまた異邦人の我々には理解しにくい状態になっています。
 お断りしますが、ペタンクの競技規則の解釈が主催者によって違うことはあり得ないことです。
 違ってよいことになっているのは大会進行上の判断の仕方だけです。
 4エキップでのプールでは、2チームがトーナメントに進出します。つまり、2勝したらトーナメントに進出し、対戦相手をくじ引きし(本部が、すでに終了して次の相手を待っているエキップを決めることの方が普通です)、決まった対戦相手が競技できる状態ならばすぐ次のコートに行きます。
 偶然にくじ引きの結果で、トーナメントでの対戦はあるが、この欄には、トーナメントに出場する権利を得たチームとして記入されるだけである。
 2回戦では、1回戦の勝者同士。敗者同士が対戦します。
 3回戦めは、1勝1敗同士が対戦をします。勝てばトーナメントの出場権が得られます。出場権を得たらすぐ抽選をして、決勝トーナメントに入ります。
 とにかく、プールで2勝すればよいことになります。日本のように総当たりの3回戦はやりません。得失点もありません。フランスらしく大変明解な方法です。
 ペタンク競技規則第5条の11点先取勝ちとすることができる。という部分の一つはこのような対戦のことなのです。

プール予選のもう一つの問題・参加チーム数調整戦(カドラージュ)による解決
 カドラージュを直訳すれば足切り戦ということになりますが。どうも語感が悪いのでチーム数調整戦ということにします。
 大会の進行上都合のいいチーム数は、
 2、4,8、16、32、64、128、256、512、1024、2048などです。
 しかし、その数にぴったりの参加チーム数になることは、まず、無いということになります。
 日本の大会は、まだ64チームか128チーム、ときには32チーム程度も多いので、64チームを越えて、128チームの間の参加数をどのように処理するかを例として説明することにします。
たとえば、138チームエントリーがあったとします。
 このチーム数でプール付き大会で1プール4チームの場合は、
 138/4=34.5で割り切れません。
 ここで大会実行委員会側で操作する方法がいろいろあります。
 ●2チームをスタッフなどから増やして、
  140チーム35ブロックにする方法。
 ●2チーム地元の、話が分かる人のチームに
  エントリーを取り下げてもらう。136チ
  ーム、34ブロックにする。
 ●3チームのプールを幾つかつくり混入する。これが当たり前に行われています。
 選手権大会でも3チーム1プールが実施されます。
 フランスの大会は選手権以外ほとんど当日受付です。並んでいる人を見て、間違いなく集まったと予測できるつごうのいいチーム数でいったん締め切ってしまうようです。
 たとえば、128チーム目でいったん締め切り、さらに、受付に集まってくるチーム数を判断して、まだ64チームはあると見込むと、受付を再開して64チームを受け付ける。
 テラン数にゆとりがあればそんなふうにして、受付を続けてゆきます。コート数の限界と競技の進行上都合のいいチーム数になると、受付は終了してしまうこともあります。参加できないエキップは遅く来たのが悪いことになるのですが3チームプールをつくってでも受け入れるのが普通のようです。
 電話やファックスでの予約を受け入れてくれるところもあります。
 その辺りは大会の実行委員会や競技委員会が適当な判断でやることになっているようです。

3チームブロックを混入する方法
 エントリー138チームの場合、4チームブロックで構成するには、2チームが余分か不足します。
 136チーム34ブロックと同じ状態にするために3チームブロックを混入するには、
 余分チーム数2×3=6チームを選出する。 
 138ー6=132チーム
 132/4=33ですから
 4チームブロックを33つくり、3チームブロックを2ブロックつくることになります。

カドラージュの方法
 次の問題として、チーム数調整戦を考えます。
 2勝すれば、決勝トーナメントに出場できるとした場合、4チームブロックからは、66チーム出場できることになります。
 そこで、3チームブロックからも2チーム出すか、1チームにするかの問題が残る。2回は勝たなければ
 ・・・ということであれば、第2図の出場権で1勝したチーム同士が戦って勝ったチーム1チームの出場
 とする。
 1勝でよいとするなら1度勝てば決勝トーナメントに出場できる。
 もう一つの問題として、3チーム1ブロックでは、1敗したら終わりのチームができる。
 フランスでは、くじ引きの結果であったり、遅くきて申し込みに遅れた結果であるということでペタンカーは了解していて、なんの苦情もないが、日本では多少の抵抗感を抱く方もあろう。
 また数百チーム参加が当たり前の中での1チームや2チームはそんなチームがあっても、やむを得ないこと
 と考えるのである。

3チームブロックでは対戦順に注意する
 AチームとBチームが対戦している間、当然ながらCチームは待っていなければならない。
 Bチームが勝てば出場権を得る。
 負けたAチームは、Cチームと対戦する。
 大切なのは、負けたチームが対戦するのが先だということである。勝ったBチームとCチームを対戦させる
 とBチームがまた勝てばよいが、もし負けるとややこしいことになるので注意が必要だ。
 1チームにしぼりたいときは、BとAを再度対戦させる。
 どんな場合1チームにしぼるのかは難しいが、この場合の例だと、2チーム進出なら70チームになるので、
 理想の64チームにするには
 70ー64=8
 8×2=16
 つまり、70チームの中から16チームをくじで選んで1回戦余分に対戦させるのである。
 それが3チームブロックから1チームの進出だと
 68ー64=4
 4×2=8
 8チームがくじ引きの対象となる。
 2チームの違いが、8チームまたは16チームと一挙に倍増する。大会の進行のスマートさでは、調整チーム
 数は少ない方がよいかもしれない。逆の見方では「俺たちだけが」になるかもしれない。
 早くブロックから抜け出てトーナメントに入った感じになるには、2チーム進出の方がよいのかもしれない。
 こういった判断は大会の主催者に任せられているのである。
 このチーム数調整戦(カドラージュ)までが、競技規則で許されている11点先取勝ちなのである。
 逆に、進行に理想の64チームに参加チーム数が不足する場合はどうするか。3チーム1ブロックを混ぜる
 作業は同じことなので、説明を簡単にするために60チームのエントリーがあったとする。
 64ー60=4
 つまりくじ引きで不足チーム数の4チームを選んで、そのチームは1回戦を勝ったことにして上位32チーム
 の中に入れる。つまり不戦勝の扱いをする。
 56チーム残っているから、その対戦の結果で勝った28チームが進出する。
 28+4=32
 これで32チームの正常なトーナメントの状態になる。このような調整戦までが11点先取での勝ちが競技
 規則で認められているのである。

プールカード(チーム用)
 受付で、このカードの中にコート番号・4チームの名前(代表選手名)が記入される。
 下半分には、1回戦は1番と3番の対戦、2番と4番の対戦。
 2回戦は1番3番対戦の勝者対2番と4番の対戦の勝者。
 1番と3番の敗者対2番と4番の敗者。
 決定戦として、勝者同士の勝者対敗者同士の勝者の対戦を指示してある。(これは単に1例である)
 
直接トーナメントの方法
 フランスでは普通に行われているこの大会方式は、日本では馴染まないようである。
 その理由は、日本の賞の一般的な決め方が、上位数チームに限定されて、あとは参加賞であるためではないか
 と思う。
 フランスでは賞金が中心で、優勝してもトロフィーがプラスされるくらいである。
 賞金は、1勝あるいは2勝するところから出発し勝つごとに累積して行く仕組みになっている。従って予選は
 必要なく、単純で、早く上位にたどり着く方法として直接トーナメントが当たり前になっている。
 第4図は256チームから512チームまでの大会で使用するカードである。
 3回戦目で64チームを越えた程度のチーム数が対戦して、32チームに絞り込む段階で、チーム数調整戦
 (カドラージュ)をすることになっている。
 直接トーナメント戦をフランス式に日本で行う場合、どのチーム数に絞り込むときに調整戦を入れるとよい
 だろうか。
 私の考えでは、128チーム規模なら、32チームにするとき。
 64チーム規模なら16チームにするときではないかと思う。
 つまり2回戦は予選として行い。賞はつけず32チームあるいは16チームに残ったところから賞をつける。
 勝ち進むに従って賞が累計されて優勝チームが最終的に受け取る額が3万円とか5万円になるように配分する
 のである。
 注意する必要があるのは、1回戦が終わって2回戦目にチーム数が1/2になったとき、奇数にならないように
 末尾の数が、4、8、0になる参加数で、うち切る(調整しておく)必要がある。
 このように実施するのが、フランスの大会なのである。スポンサーや主催者などから出る賞の他に、参加費を
 配分した賞金もプラスされる。日本では賭事のようになるので認められないだろう。
 ミヨーでは、400チーム程度が種目ごとに参加するので、256チームにする対戦に勝てば一人15フラン
 の賞金が入る。参加費が30フランであるので、2回勝てば45フランもらえるので参加費の元は引ける。
 ミヨーでのチーム数調整戦は2回戦目で行われている。すべて13点先取勝ちで進行するが1度勝っても
 賞金がない場合がある。
 4回勝てば400フランであるので、フランス人の3日分ぐらいの生活費が入ることになる。優勝すれば、
 1万フラン入り、1ヶ月くらい贅沢しなければ生活できるのである。
 優勝しなくてもベスト8くらいには、どんな大会でも残れる自信があれば、ペタンク人生が送れるのである。
 ペタンクの競技人口が多いのは、この賞金の魅力である。しかもバカンスの時期は毎晩どこかで大会が行わ
 れているのだ。
 ただカテゴリーでチャンピオンクラスの選手が盆踊りのような大会に出ることはない。
 あくまでも庶民の楽しみである。
 そういった大会にまで顔をだして賞金をさらってゆく奴を鮫と呼んで嫌う。
 日本のチームは鮫ではないから、日本代表でフランスへ行っても決して鮫と呼ばれることはない。日本風に
 いえば鴨ということになるのだろう。日本から来た我々をたいへん歓迎してくれるし、ティールを成功させ
 れば見物してる連中は拍手もしてくれる。
 そんな夏祭り盆踊り式大会でも日本チームが1勝することは結構難しい。
 
大会を楽しくする方法
 ミヨー市の大会は直接トーナメント制であるが、コンプレマンテールが付随していることで人気が高い。
 ヴァカンスで遊びに来て参加したが、1回戦で負けて終わりでは寂しいので、別の場所で受け付けの本部を
 設けて対戦相手を決める。
 この参加も資格証が必要であり参加費も30フランは取られる。
 また、正規のトーナメントが2回戦終わったころもまだ参加できるので、結構遅くまで受け付けている。
 世界チャンピオンだった選手でも1回戦で負けてコンプレマンテールに参加してくる。
 従ってレベルは低くはないのである。
 正規のトーナメントに8点とったのに、コンプレマンテールではファニーで負けてしまったりしたことも
 ある。
 コンプレマンテールにも賞金はつく。本大会に比べれば、額も低いし、トロフィーも当然小さいがもらえる。
 しかしこれは、あくまでも付け足しの大会である。
 
大会の進行を早くする工夫
 フランスは日照時間が長い。といっても夏場だけのことであるし、冬は逆に日本よりも短い。
 夏は、約2時間程度日照時間が長いと考えてよい。2時間は、競技回数にすると2回戦弱といった感じだ。
 もちろん、土曜日、日曜日、などは、朝から開始される大会も多いが、南フランスの一般的な大会の開催
 時間は、受付が午前から始まって、第1回戦の競技開始は午後3時あるいは4時である。受付のために2
 時間以上を考えている。大会本部はだいたい1回戦に2時間を考えているようで、16時から18時、
 18時から20時、20時から21時ころを夕食時間、21時から23時、23時から0時、0時から2時、
 チーム数によっては、2時から3時、休憩仮眠朝食をとって9時から11時(準決勝)、11時から決勝と
 いった流れでだいたい進行している。実際には2時間はかからないので、午前2時ころには8チームないし、
 4チームを残して休憩(仮眠)に入っているらしい。らしいというのはそんな時間までつきあって見物して
 いたら翌日に影響が出て、競技参加できなくなってしまう。
 フランス人の夜が遅いことと、選手やスタッフがすばらしくタフなことには驚く。
 とにかく、夜に弱い人には、フランスの夏場のペタンクはだめである。
 ノンストップ大会は、日本でも参考になる。食事時間を特別にとらないで実行する。
 当然待ち時間が生ずるのでそのときに適当に何かを飲食する。軽食の弁当なら15分もあれば食べられる。
 また腹一杯にすると調子が狂って、当たっていたティールも当たらなくなったりするので、必要なだけの
 エネルギーを補う程度ですませ、大会終了までコンスタントに体調を維持する。
 切れ目なく大会は進行するので、8回戦ぐらいが日照時間内に終了する。128チーム規模の大会が、時間
 制限も、得点制限もなく終了するのである。
 このようなノンストップ大会が増えている。
 同じ方法でマラソン大会と称している場合もある。
 もう一つ参考になることは、7回勝てば優勝、8回勝てば優勝と、参加チーム数で優勝までの競技回数が決
 まることである。どんな選手(チーム)と対戦しても勝てばよい競技回数が決まっているのだから、勝って
 報告に来たチームをつぎつぎに組み合わせて大会を進行して行けば、他のチームが3回戦目や4回戦目をし
 ている最中であっても、5回戦目、6回戦目が開始されてゆく。大会本部がそのように組み合わせてゆく。
 この場合くじは引かない。チーム番号で進行するので、テランへ行って相手チームに会うまでどんなチーム
 か不明である。
 優勝が8回戦で決まる規模の大会を、早く7勝したチームは、長い休息がとれて有利になったりする。しかし
 不思議なことに、だいたい平均化されて、競技は進行し、これだけの対戦回数なのによく終わっていると感心
 する。
 日本で普通に行われているトーナメントのように、抽選でトーナメントの枠が決まったら、優勝するまでの
 対戦相手が予想できてしまう方法とは全く違っている。
チーム番号と選手名が掲示されて分かるようになるのは上位64チームが決まった頃だ。上位64という数字
 は、日本のチーム数では16チーム程度になったときに相当する。
それまでは本部の競技進行係(グラフィック)に、次の対戦相手決定は委ねられる。指定テランがカレドヌー
 ルになったりするのも、日本人で1勝したから2回戦も勝つことは珍しいこととして、晴れ舞台を与えられる
 ことがある。これも競技進行係の配慮による。
 たとえ1回戦でチャンピオンと当たっても、これを負かして名を挙げようという連中ばかりが集まっている感
 じだ。
 フランスの競技人口約500万人のうち、ライセンス登録して正規の大会に参加しているのは、47万人弱、
 強者を倒し、賞金を稼ぐ夢を追い続けている連中の世界である。
 その反面、賞金は少くても、日常の楽しみとして、ライセンス無し大会で、日ごと夜ごと家族団らんの場と
 している素朴なペタンカーが、450万人も存在することも面白い。
                                         この稿以上

トップに戻る