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ペタンク用具の
選び方 |
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家族で遊ぶ子どものころにペタンクをやったことがないフランス人は、たいへん少ないのですが、パリより北の方の出身者ですと、ときどきそんな人に出会います。しかし、ペタンクを知らないフランス人はほとんどいないといって良いでしょう。ただ、すべて、ブール(ボール)と呼んで、プロヴァンサルやスポールブールをペタンクと一緒に認識している人には、しばしば出会います。 家族的には、パリのような都会では、ペタンクができる場所は限られていますので、長いバカンスの最中、日本で言えば、お盆の里帰りのように田舎や、別荘で過ごすときに、ペタンクをする。そんな感じですから、ブールは競技用のものでなくても良いのです。 ヴァカンスの、行き先が南フランスになると、そこかしこで、大会が開かれていますから、参加を目的にすれば、競技用のブールが必要になります。 日本でもそれは同じこととして考える方が良いことでしょう。なぜかと言いますと。遊びで使うブールは、競技規則で決められた重さや、大きさのことの他に、硬さの規定があり、焼き入れ、焼きならしという熱処理がしていないことで、ブールにおおきな傷が付いたりします。また、めつき仕上げですから、めつき層がはがれると、手指に傷を付けてしまいます。めつき仕上げの競技用球は高炭素鋼で製造され、強い衝撃にも凹むような傷は付かない仕上げになっています。 よく、フランス土産で買って来てもらったというものが、ほとんど、子どもの玩具に相当するもので、6歳位までのフランスの子どもが使う品物と考える方がよいのです。フランスの事情を紹介するときに詳しく書きますが、パリにも専門店は2店とスポーツ用品店でわずかに扱っている程度で、デパートや空港で買うものは玩具と考えるべきです。競技用球を、直径や重さを指定して買いたい方は専門店へ行かないと、フランス人などとは手の大きさや体力が違いますから、大きなサイズや、重いブールしか買えなかったりします。 ただ、お断りしておきますが、「技術に王道なし」のたとえで、手の大きさの割には大きな球を使って、うまく投球できる人もありますから、あくまでも、ブール選びの参考にしてください。 私がフランスで指導を受けて、それに従ったら、ティールでもポワンテでも投げやすくなったことだけはお伝えしておきます。 最も重要なブールの直径競技規則で、直径は7,05cmから8,0cmに決まっています。7,05cmの5/10mmは、すり減った状態でも、7cmを確保できる寸法です。 一般的に使われる直径が、フランスでは、7,2cmから7,6cmぐらいですので、その範囲内のものが、多く出回っていますが、日本人の中には、7,2cmでも大きくて、7,05cmが欲しいという人がかなりあるのです。そのことは、以下のブールの大きさの決め方でご理解いただけるでしょう。 これは、私が自分だけの考えで書いているのではなく、フランスの教育指導員に聞いたり、書かれたりしたものや、ボールメーカーが手のひらを合わせて決める用具を作っていたりしたものに基づいています。 ただ、お断りしておきますが、「技術に王道なし」のたとえで、手の大きさの割には大きな球を使って、うまく投球できる人もありますから、あくまでも、ブール選びの参考にしてください。 私がフランスで指導を受けて、それに従ったら、ティールでもポワンテでも投げやすくなったことだけはお伝えしておきます。 1)手のひらの中心にブールを置いて、軽く握ります。 2)手の甲を下にして机の上に甲を平らに付けて置きます。 3)定規か理想的なのは水準器ですが、中指とブールの頂点を結んで置きます。 4)そのとき、定規が机と平行になれば、大きさは適当です。 5)指の方に傾けばブールが大きいことになります。ブールの側に傾けば小さいことになります。 おそらく、日本人のほとんどが、大きすぎるブールを使っていることになるでしょう。大きいブールに慣れてしまった方も多いでしょう。なぜこんなことが重要かは、手のひらからブールが離れる一瞬のタイミングが重要ですから、大きなブールは指先で離れ、小さなブールは第2関節辺りで離れる。その状態でブールが指先に引っかかるような現象が生じますから、それを投球に生かすか生かさないかで決まることだと考えられます。スピンは指先で掛けるという方がありますが、指先ではなくて、手首をほとんど180度以上といってよいほど反転させることによって強力にスピンがかかるのです。あの手首の返しの強さとしなやかさは、日本の選手が最も研究しなければならないことです。それに加わってバックハンドの高さは、効果を発揮します。子どものころからペタンクをやってこそ培われるものでしょう。 重さの競技規則での規定は、650g 以上800g以下です。一般的には670gから720g程度が多く使われますので、入手しやすく製造されています。ただし、普通は10g間隔ですから、688gなどというブールは作られていません。特定メーカーの製品の中には、5g間隔で作られていて、685gとか、695gなら入手できるものがあったりします。 何を基準に選ぶかが問題になりますが、選手の中には、5gか10gの間隔で直径が同じものを3通りか4通り持っていて、疲労度によって、少しずつ重量を下げてゆくようなことも、するのです。私は、昼食後は、10g重いブールに変えたりして効果があったと感じたこともあります。しかし、実際には、勝ち進むにつれて疲れが蓄積しますから、軽くして行く考えの方が普通でしょう。 ティルールには、700gが理想と教えられたことがあります。たしかに680gや690gに比べて効果があるようですが、振り子の分銅的役割を考えたとき、軽すぎるより、重い方が、腕がぶらぶらしにくい状態で振れるということぐらいしか理解しにくいことです。680gから、700gの間で選ぶのが無難でしょう。重さは慣れだということになります。軽いブールが投げやすいとは決していえません。 フランスの選手の80%は何も模様が刻まれていないブールを使っています。ストライヴが刻まれていないブールをリスといいます。ブールの模様は、他の選手のブールと区別するためという理由と、転がりすぎるのを止めるためという理由が日本人には最も多い理由です。それは滑稽な理由です。その理由で作られていると考えられる製品は、2種類くらいしかありません。それさえもフランスでは、現在の製法でできるようになる以前の、木の球に銅や銅合金の鋲をびっしりと打ち込んだブールへの郷愁で作られていると考えられるからです。戦車などのキャタピラと同じ効果、つまり地面に食い込むような効果がまったくないわけでもないでしょうから、ストライヴは好みの問題だといってよいでしょう。 ブールの硬さは、メーカーのカタログに記号で記載されています。 TTや1/2Tは、熱処理がしてなくて柔らかいのではなくて、熱処理のあとでもう一度、焼きならし(調質)がしてあって、それだけ念入りに作られているため、高価なブールになっています。炭素鋼であるにしろ、ステンレス鋼であるにしろ、めつきは施されません。炭素鋼は防錆塗装され、ステンレス鋼は、研磨仕上げがしてあるだけが基準ですが、高級感をだすために薄く塗装されているものもあります。 D記号の固いブールは、炭素鋼を加熱急冷して熱処理したもので、ヤスリがかからないほど固く、めつき仕上げされているのが普通です。 手触りは、ステンレスより鋼鉄の方が良くて、高価であるから良いとは必ずしも当てはまりませんが、メーカが工夫した合金鋼といった方が適当なブールもあって、持ち味を出した商品化をしています。 ビュットについてビュットは木製のことという競技規則によって、25mm以上35mm以下に定められていますが、工業製品としてだいたい30mmに作られています。 フランスでは、樹脂製の玩具のビュットや蛍光剤入りの透明樹脂のビュットが売られていますが、公式競技で使用出来るものではありません。 メジャーについて測定具は、携帯する事が義務づけられた用具です。それは、普通にはメジャーと考えて良いでしょう・ どんな測定器でなければならないと、これも規定されていませんので、2m程度のメジャーでよいのです。10mのメジャーもあれば、万全です。これは、ビュットを投げた距離が、有効か、無効かの判断が分かれるときに使用します。 ブール拭きについて古いタオルの1/3程度の布きれで良いのですが、フランスの選手は、15cm角くらいの、鹿皮を使っています。また、布巾のようなポリシングクロスをブール拭きとして売っていますから、それを使ったりしていますが、使用する目的は、ブールに付いた砂や、泥を拭き取ることができればよいのです。 以上が携帯する用具の概略です |
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